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台風7号による当社伊賀テストプラントの被害状況について

 2023年8月15日未明、強い勢力を維持したまま紀伊半島に上陸し近畿地方を縦断した台風7号の直撃被害を受け、三重県伊賀市に設置している弊社テストプラント(以下、伊賀テストプラント)が倒壊するという事態に至りました。
 既に、電気事業法第106条の規定に基づく電気事故報告は、事故発生日に、中部地方の発電設備を管轄する中部近畿産業保安監督部に対して提出済みですが、発生原因の調査検証等を事故発生から継続的に実施しており、現時点までに判明した内容を以下の通りご報告いたします。
 なお、本倒壊事故による人的被害は一切なく、近隣に対する二次的被害等についても確認されておりません。

1.事故発生状況について
8月15日(火)午前3時39分~55分にかけて、伊賀テストプラントが倒壊。この結果、伊賀テストプラントは完全に機能を喪失し、全壊状況となりました。
事故発生時の現地の監視カメラ映像によると、プラント倒壊前に太陽光モジュールや架台そのものの破損、変形は認められず、暴風によって基礎部分から倒壊していることを確認しております。
これまでに実施した、監視カメラの映像や各種計測器のデータなどの分析や現地確認などから現時点において判断する倒壊に至った原因としては、集中的な豪雨による地盤の緩みと東からの暴風の影響によるものとみております。なお、調査は継続して実施しておりますので、詳細については今後の調査を経て判断してまいります。

2.事故発生時の気象状況について
同時刻、紀伊半島の南に台風7号が迫っており、伊賀テストプラントが位置する三重県伊賀市も暴風域に入っていました。観測された気象データは次のとおりです。
・最大風速:16.7m/s、最大瞬間風速:29.7m/s
 (気象庁公表データ:伊賀テストプラントより約9km南西の伊賀市上野での観測)
・発生前24時間の総雨量:150.5mm、発生直前4時間の総雨量:106mm
 (株式会社ウェザーニューズ公表データ:伊賀テストプラント設置町域の伊賀市川東での観測)

3.伊賀テストプラントについて
伊賀テストプラントは、弊社が採用しているレムテック社(イタリア)の技術の日本へのローカライズ検証のために設置され、両面パネルの使用や、駆動メカニズムの検証、および下部農地での栽培確認などについて自社データの取得と本格的な事業化に向けた技術検証を目的に2年間のテスト運用を行っていたものです。

 弊社として今回の台風災害により伊賀テストプラントが倒壊したことに関しては、関係者各位並びに近隣の皆さまにもご心配をおかけしたことをまずはお詫び申し上げます。
 弊社のミッションは、アグリファーストな営農型太陽光発電技術を使った発電事業を通じ、持続可能な農業とエネルギーを創造することであります。今回の台風災害事故を受けてさらに安全な設備を提供し、関係する皆さまのご期待に応えるべく、ミッションの実現を全力で推進してまいります。引き続き弊社事業へのご理解ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

以 上


■ノータスソーラージャパン株式会社について
ノータスソーラージャパン株式会社は、これからの日本の農業とエネルギーの未来を描き、地域の発展を実現できるソリューションを提案する会社として、2022年に設立されました。同社のルーツである農業の目線で設計されたソーラーシェアリング「ノータスソーラーシステム」を使い、再生可能エネルギーを供給しながら農業に新しい収入をもたらす仕組みを提供しています。
https://notussolarjapan.co.jp/


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ノータスソーラージャパン株式会社 管理部
TEL:06-7878-6009 FAX:06-6318-0267 E-mail:info@notus.co.jp

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